鼻毛の森が20年以上に渡って世の中に贈りつけている「理想論撲滅ソング」はネタでも出オチでもありません。
真綿でゆっくりと締め付けるような心地よい生々しさをこの場で堪能いただきたいところですが、楽曲や歌詞のまるごと転載は著作権管理上無理ゲーであるため、ライナーノーツとして概要を記したうえで、各楽曲の文末に歌詞検索サイト「歌ネット」のダイレクトアドレスをリンクしています。コンプライアンスに準拠した、最低限の思いやりを熟読してみてください。
●・・・CDリリース
●・・・配信リリース
●・・・カラオケ配信
これは一大事 ●
「小さな一言が大きな火の元に」という注意喚起から始まる歌詞は、近年何かと世間を賑わせがちな社会的炎上への備忘録に終始。
言葉選びにより一層の繊細(丁寧)さが求められる「一億総ツッコミ社会」をやりすごすために私たち一人一人うができること。それは、全てを失う危険因子となる「自己承認欲求を満たすための安易な刺激的発言」の回避を軸とした危機管理に他なりません。
「口は禍の元」という基本的格言を噛みしめ、「黙して語らず」という日本的美徳を再確認させるべく、若干説教(ハラスメント)じみた言葉が続きますが、軽やかでポップなメロディとサウンドで相殺することで、むしろ味わい深さを増していることでしょう。
もう懇意になんてしない
人間関係の整理を後押しする絶縁予告ソングです。人付き合いは損得勘定でするものではないとは言われますが、心身の健康に害を及ぼす関係性は見直して然るべきと考えています。
当該楽曲は「目の前にいる君が残念な存在だったら」という仮説に基づく懐疑的な歌詞を、軽やかでノスタルジックなJ-POPサウンド、達観気味の歌唱スタイルで彩っており、過剰反応する方から心当たりがある方まで、万人にそれなりに寄り添える、優しい耳障りを実現した様子です。
しわよせがくるからね
世の中には、よくない意味での影響力を持つ人も数多く存在します。
面倒な関わりはなるべく避けたいところですが、現実は背景や事情に流され、不利益を被ることもまた、「しばしば」「あるある」ではないでしょうか。
当該楽曲は「もう懇意になんてしない」と根本的なメッセージは同一ですが、より早い段階での「絶縁」を促す「警告」を綴っています。
夏のような疾走感が生まれるよう、軽やかでノスタルジーなアコースティックアレンジで仕上げてみました。
それまではそばにいるよ●
当初は永遠と聞かされ、実際にそう思い込んでいた恋愛関係が唐突に打ち切られたショックにより爆誕したがゆえに、皮肉をたっぷり詰め込み、煮込んだ逆恨み系失恋ソングです。
「いつまでも続く愛なんてない、終わらない恋なんてあるわけがない」をコンセプトに、恋愛感情の非継続性と不確実性をねっとりと歌い上げる6分のバラードは、ただただ苦渋と苦痛の極み。
シンプルな浮気心とも解され、様々なシーンで反響と反感を買ってきた「狭い世界」へいざないます。
まだ見ぬ恋人ヤスコに捧げる歌~歌わなかったラヴソング~●●
ラヴソングの定義そのものを逆張りしてみた人生初のオリジナル(作詞作曲)作品です。
複数の女性の名前が登場するのに、タイトルに表記されている「ヤスコ」がいない理由とは。
そんな「その他」の女性に贈るラヴソングとはどの程度のものなのか…間奏部分で都度登場する名言っぽい言葉にも一切の内容がありません。
無になれる一曲としては唯一にして最強です。
払おうよ●●
2008年のワンマンライブで初披露し、2013年にはシングル、アルバムにも収録されたねっとり(執着)系バラードソング「君にしてあげたこと」に対し、11年越しで書き上げた(セルフ)アンサーソングです。
何事においても然るべき対価は確実にいただきたい、場合によっては取り立てを、最悪の場合は然るべき場所で判決を仰ぐこともも辞さないという大人の意思、覚悟のようなものを歌にしました。
フリーランス新法の施行日に合わせての配信リリースであるところもまた、趣深いです。
幸せだと思うことにするよ●●●
「人の幸せは考え方次第」という結論的持論を込めた超等身大の人間賛歌です。
仏教の教え「足るを知る」にも通ずる歌詞であることから、説法・説教臭の緩和も必要となったため、人生最大の夢と現実の祭典として定着する「披露宴」のエンドロールに相応しい壮大なメロディラインとアレンジメントで相殺しました。
歌詞と楽曲の絶妙なハレーションが感情を揺さぶる「リアルウェディングソング(3部作の第3弾)」兼「リアル応援ソング」は、神羅万象あらゆる出来事を「我慢できる」「諦められる」大人からのみ支持を得られているようです。
だから言ったのに~抜け殻の君へ~●
求められたアドバイスに耳を傾けることもなく、想像できる範囲内の失敗を見事に実現させたかつての盟友たちに向けて書き上げた「絶対に届かない」お手紙です。
アクティブなメロディとサウンドはまるで茶化しているかのよう。悪用はできますが、だからこそしないでください。
大人げないですからね。
お気を確かに●●
大阪のテレビ番組のロケ企画の一環で、2013年に生まれたストレートすぎる「目覚め」のアンチラブソングです。
計画性が乏しく、ただ浮かれる付き合いたてのカップルたちに、その後に考えられるリスクと現状との落差を提示し、勝手に憂慮する内容となっているためか「ただの僻みではないのか」と物議を醸しました。
半分正解です。若いって、明るいってだけで羨ましく、目障りなものですから。
行けたら行くよ●●
断りにくい背景はあるものの「行くほどではない」「乗り気ではない」「2つ返事をしたくない」部類のお誘いへの最適解(生返事)を歌にまとめました。
「予定が空いていると言ってもあなたを優先するほど暇なわけではない」という内に秘めた信念を力強いロックポップ調のサウンドで表現することにより、あたかも現場に向かっているかのような疾走感(錯覚)を生む出すことにも成功しました。
「行くかどうかは行き先次第」という揺るぎなき本質を、全方位のギャップ、ミスマッチの中から味わってください。
紐●
交わらないはずの運命の糸に強引に絡みつき、ほどけないように一体化した、まさに紐(ヒモ)状態の残念な男(架空)を描き切った不愉快な物語。依存する自分自身にとまどいながらも紐でしか生きられない運命(さだめ)を受け入れていく主人公の切なさと身勝手さには共感するだけ無駄です。
歌詞
味しめたい●●
2019年当時の段階でうんざりし始めていた「メリットの有無で増減する人間関係」について、分析(咀嚼)した上で丁寧に歌にしてみました。
不快感漂う生々しい歌詞の相殺に向け、メロディラインとサウンドの制作においては「広大な高原でのフェス」をイメージ。優しく伸びやかでピースフルなバックグラウンドによって浮き彫りとなった小さな小さな人間の本性をご賞味ください。
甘い汁は、寄ってたかって吸いたくなるものです。
素直になって聞いてごらんなさいよ。
いまひとつ●●
市販のメッセージソングで陥りがちな「たったひとつ」「たった一人」という特別的で限定的な視点と表現に差別感を覚え、視野を拡張することによって生み出した「その他大勢」向けのメッセージソングです。
大なり小なり「品定め」をしてしまう人間の本質を、美しいメロディラインとアレンジメントで彩ることでまろやかにしました。2番サビ終わりの展開(盛り上がり)が最高に無駄です。
フラレタリウム●●
「株式会社人間」とのコラボレーションにより大阪にて開催された珍妙な天体観測企画「フラレタリウム」(2013年)に向けて書き下ろしました。
広大な夜空で燦然と光り輝く星空に対し、場合によっては抱くかもしれない「ちっぽけな自分が見下されている感覚」を丁寧に描写し、陰湿ぶりに磨きをかけた拡大解釈的失恋ソングです。
八つ当たりをも受け入れてくれる広大な星空にマジKANSHA。
歌詞
Sorry night~惨状のメリークリスマス~●●
多忙な年の瀬にもかかわらず、わざわざ過剰な出費と混雑に見舞われる冬最大のプレゼントイベントに疑問符を打つ一曲。むしろ「シングルベルのほうが気楽なのではないか」とも思わせてくれるクリスマスソングは、「誰も取り残さない」優しさに満ちています。かいつまんで言いますと、つまり、私(鼻毛の森)こそがサンタなのです。
真にうけないで●●
何かしらの事情が重なり、勘違いをしてしまったいい大人たちがより誤った方向に突っ走ることのないよう、全力で働きかけ、軌道修正を試みるという立ち位置から考えると立派な「応戦」ソングです。
「適材適所」を思い知ることさえできれば、無駄な失敗が少なく、相対的に幸せな人生を手に入れられることでしょう。そんな作者(鼻毛の森)からのメッセージを真に受けるかどうかもまた、あなた次第です。
手を切って離そう●
マイナスの未来を導きかねない暗く狭い世界(コミュニティ)からの脱却を後押しする「絶縁ソング」の第一弾。
実社会での実現は難しいとされる「二度と関わらない」を代弁する歌詞、その一言一句に説得力をもたらすピースフルなサウンドにより、前向きな気持ちになる人はなることでしょう。
もちろん、なれない人はなれませんけどね。
言葉だけはありがとう●●
心からではないものの、形式上は伝えなくてはいけない「大人の感謝」を楽曲にまとめてみました。マウントに繋がるリスクもはらむ「言葉だけのありがとう」を、「言葉だけはありがとう」と表現することで、心理的な優位性をマイルドに担保しており、そういう意味では健康的な楽曲です。
ボクハサクラキミノサクラ●●
あざとい知人たちに手のひらを返され、踏み台にされることで自身の「サクラ」的な立ち位置を思い知らされた実体験と、それによって生まれた被害者感情にバイアスをかけることで生まれ出た陰湿なバラードソングです。普遍的で季節感の乏しいテーマの多い鼻毛の森楽曲(理想論撲滅ソング)の中で、春に便乗する稀少な季節もの。桜ソングって大体売れますからね。なんで売れなかったんでしょう。
NEMAWASHI~地味に届け~●●
私たちが社会を生きる上で「縦のライン」をないがしろにすることは困難ですよね。当楽曲は、比較的縦長重視の社会で直面する理不尽を前向きに捉えるべく、「きっと将来は見返りがあるはず」という願いと希望を込め、できるだけ恩恵に預かるための(立ち振る舞いの)最適解を書き連ねています。着実なNEMAWASHIでなるべく楽に花を咲かせたい、鼻毛の森は社会人生活の省エネに貢献します。
君でいいのかな●●
リアルウェディング3部作の第一弾となる「自問」編です。友人のマリッジブルーを拡張解釈し、脚色を施して楽曲化しました。この相手は本当に運命の人なのか、この先に本当の運命的な人に出会えたらどうしよう、そんな不毛な不安をシリアスなメロディと壮大なアレンジで彩ることでそれっぽく肯定してみました。ちなみに友人の披露宴で披露するつもりで書き上げたのですが、呼ばれませんでした。
知り合いだろうよ●
いち関係者をいちいち「家族」と呼ぶ安易な風潮に一石を投じるアコースティックバラードです。恋人でもない、友人でもない、仲間ともいえないあの人を思い浮かべながら、笑顔になっていただけたら嬉しいですし、ちょっと嫌です。
歌詞
バレたらいいね●●
裏の顔がえげつないのにとんでもなく好感度の高い人ってそれなりにいますよね。その人が近しければ近しいほどもどかしさは増大するもの。ですので、当該楽曲を教材都市、なかなか出ないボロがいつの日か駄々洩れる晴れやかな日が到来することを願い、ほくそ笑みながら、気長に行く末を見守るテクニックを習得していきましょう。
HAPPY HAPPY SUNDAY~君に会えないから~●
「君に会えない週末だからこそできることがある」をコンセプトに歌詞を書き上げました。鼻毛の森のキャリアの中で、自らが作曲をしていないのは2曲のみ。そういう意味でも稀少なナンバーです。
君にしてあげたこと●
感謝が足りないあの人にへ届ける前例のないソフトハラスメントバラードです。過去最大級のワンマンライブのアンコールで初披露し、ホームであるはずの会場を静まり返らせた伝説の一曲の生々しさを優しいサウンドでお楽しみください。
ホショウショ●
誰かと法的に、社会的に結ばれることを契約と呼ぶのなら、品質を含めた最低保証は必要なのではないでしょうか。提供者ではなく、消費者側に立ってお届けするメッセージソングに、どうぞ苦虫をお噛み潰しください。
まぁまぁまぁまぁまぁ
意識の高すぎる人にありがちな、身の程をわきまえない暴走(暴風)をブロックするためだけに書き上げた応援ソングです。鼻毛の森とは対極にある、逆風に近い人間を全力で食い止めるべく、派手なホーンセクションアレンジを利かせた勢い重視の楽曲に仕上がっています。